ビヨンドSDGs官民会議
- Shuichi Yamamoto
- 9月15日
- 読了時間: 2分

2025年9月4日に大阪市北区の梅田スカイビル スペース36Rにて、「第1回 ビヨンドSDGs官民会議」が開催されました。このプロジェクトは、今年6月に設立されたビヨンドSDGs官民会議理事会が主催して、日本国内の政府、自治体、学術界、経済界、市民団体など、多様なステークホルダーが参加して、世界中のだれもが積極的に参加できる2030年以降の目標設定と、その達成のための仕組みづくりなどを、日本から発信していこうという意欲的な取り組みです。
近年、自国第一主義のリーダーや政党の台頭にって、多国間での取り組みが思うように進まないことが散見されるようになったように感じます。SDGsに掲げられた目標は、どれもが地球規模の問題で、だれもが、そして世界中が連携して取り組まなければ解決できないことばかりです。例えば、今年の日本の夏は史上最も暑い夏となりましたが、世界中で多発する異常気象は、人間の活動に由来する地球規模の気候変動が関わっていることは科学的に明らかになっています。2015年に発効したパリ協定で設定された産業革命前と比較して世界の平均気温上昇を1.5℃以下に抑えるという努力目標はすでに達成不可能という観測さえあります。
だからといって、SDGsで明らかにされた地球規模の課題は、2030年で取り組みを終えることができるものではないし、その後も我々人類や多くの生物が、この地球上で生き続けられるかを問いかけるものです。
だからこそ、ビヨンドSDGs官民会議は行政、政財界、学界、市民団体、ユースなど、立場や世代の壁を取り払って、世界でもトップクラスにSDGsへの取り組みが進む日本から、SDGsの"次"に向けて発信していくプロジェクトになることを望みます。





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